ファッション初心者から初級者、中級者としてステップアップしていく間に、コーディネートの基本を忘れてしまう事がよくあるものです。特に中級者は、自分では格好良く決まっているつもりでも、他の人から見ると悪い意味で格好良すぎる印象を与えてしまいます。格好良く見せるのはメンズファッションの基本中の基本ですが、やりすぎると逆に見栄えがしないものです。例えば、中級者が陥りがちなミスとして、カラーの選択があります。

初心者の頃に覚えた黒や白といった、格好良く見えるカラー選択だけを続けている為、全体の印象がお堅いものになってしまうタイプです。モノトーンのコーディネートは格好良いものですが、そこにモノトーン以外の色を入れると、お堅い雰囲気が少し和らいで、見た目の印象が良くなります。お堅いだけでは格好良くはなりません。程良い遊び心があるからこそ、格好良いファッションになります。

また、知識や技術はあるはずなのに、いまいちコーディネートが決まらない悩みを抱えやすいのも、中級者の特徴です。こうした場合、自分では基礎や基本を守っているつもりでも、格好良く見えるコーディネートからかけ離れた感覚で服を選んでいる事があります。どうしてコーディネートが決まらないのかと悩んだ時は、基本的なコーディネートに立ち返ってみましょう。例えば、初心者でもコーディネートしやすい全身をタイトなシルエットで仕上げる方法です。

こうした基本に立ち直った上で服を選ぶと、解けなかったパズルが解け始めるように、上手くコーディネートがしやすくなります。